会社URL: | https://www.nstec.co.jp/ |
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従業員数: | 1000名以上 |
業種: | 人材派遣業
派遣会社 |
製造業界向けの人材派遣サービスを主に手がける、エヌエス・テック株式会社。1973年の創業からサービスを拡大し、21拠点を展開してきました。取引社数は約300~500社、求人件数は約900件、派遣人数は約1800名という規模に上っています(※各数字は累計/2024年6月時点)。
もともと他社の採用管理システムを導入していましたが、管理工数に課題があり、採用管理システムの見直しを検討されていました。
課題
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・情報共有に時間がかかり、応募者を待たせてしまう。 |
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決め手
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・『RPM』が一番、「理想の採用体制」を実現できそうだった。 |
効果
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・応募者への「0秒対応」を実現。事業の強みへ。 |
『RPM』利用で、応募者への「0秒対応」を実現。
理想の採用体制を築けただけでなく、事業の強みにもなりました。
ヒューマンリソース部が採用全般を担っており、特に派遣事業へ対応しています。
Q:採用状況や採用体制について教えてください。
伊藤様:
私たちヒューマンリソース部(以下、HR部)では自社採用のほか、製造派遣(無期雇用・有期雇用)、人材紹介、IT・ものづくり分野のエンジニア派遣を行なっています。常時20~30媒体を併用していて、特に採用人数が多いのは「製造派遣」です。
25名の組織で、その多くが人材派遣事業のコーディネーターです。コーディネーターの管理も含めて、私が管理業務を行なっています。
応募者情報の共有、人材コーディネーターの応募者対応。
「フロー」に課題があり、管理が難しくなっていました。
Q:システム導入を検討したきっかけ(課題)を教えてください。
当時の最大の課題としては、応募者への案内までに時間がかかりすぎていたことですね。『RPM』を導入する前は、他社の採用管理システムを利用していたのですが、人材コーディネーターに応募者情報のデータを渡すまでに1時間~2時間もかかってしまっていました。
求人を掲載している20~30の媒体の各管理画面でログインをして、そのシステムへ手入力。応募者情報はプリントアウトして、各拠点にファックスして渡していました。私個人としては、この流れはもっとコンパクトにできそうだと思っていたんです。
さらに、応募者への対応についてもフローが定まっておらず、対応の質もバラバラでした。まず、応募者への連絡は各コーディネーターが、会社の固定電話や社用スマホ、SMS、メールなど様々な方法で行なっており、ブラックボックス化。システムへの対応履歴入力も自分たちで文章を打って登録していたので、管理者としては「対応できているのか?」「問題ない対応ができているか?」が見えない状況でした。
20~30の求人媒体を利用する当社にとって、
400以上の求人媒体と連携できる『RPM』は魅力的でした。
Q:『RPM』を選んだ理由を教えてください。
基本的な機能、カスタマイズ性、優れたUIデザインが魅力的だったので、『RPM』を選びました。基本機能の良い点はまず、400以上の求人媒体と連携でき、応募者情報の自動取り込みも行なってくれること。20~30の求人媒体を利用する当社にとって、各媒体の管理画面にいちいち入らずとも、『RPM』の管理画面一つで管理できるのが良かったです。
直感的な操作ができるところも良いと思いました。例えば応募者ステータス機能を使って、赤は「未対応」、紫は「面接対応」など、各応募者にどこまで対応したか一目で分かるように設定しています。そうすることで人材コーディネーターにも「赤をなくして、紫を増やしましょう」と話せるので、本人たちとしても課題を実感しやすいと思います。
それに、有料・無料オプションによる、カスタマイズ性も魅力でした。求める機能を追加できるので、応募者への「0秒対応」や応募者対応の標準化といった、私たちが理想とする採用体制を実現できると思いました。
サポート体制もあり、理想の採用体制を実現できました。
Q:導入時のサポート体制はいかがでしたか。
理想としていた採用体制の実現のために、最初は苦戦しましたが、現在は当社のフローをご理解いただいており、助かっています。「こういうことをやりたいんです」と伝えると、『RPM』の営業の方は「できないことはできない」と明言してくださり、代替案を提示してくださるので、そうした担当者のサポートにも満足しています。
応募者への「0秒対応」を実現。今では事業の強みに。
Q:『RPM』導入後の変化を教えてください。
事業の強みとして、応募者へのスピーディーな対応を実現できたことは大きな変化の一つです。以前は人材コーディネーターへの応募者情報の受け渡しだけで1時間~2時間かかってしまっていたのが、『RPM』ならどれだけ長くても10分以内に。当社ではこれを「0秒対応」と呼んでいます。この応募者対応の速さは、当社が求職者から選ばれる理由の一つで、事業上の強みにもなっています。
また、工数削減においても効果がありました。私は採用まわりの業務以外に、営業支援、広報、新規事業の提案、システム運用なども行なっていますが、それだけ色々なことができるようになったのは、応募者対応の負担が減ったからです。それに、応募者の振り分けが簡単になったからこそ、初期連絡もアウトソーシングできるようになりました。
管理者としては、課題の抽出がしやすくなったことも変化ですね。導入前、人材コーディネーターの応募者対応は属人的でした。対応をシステム上で見える化できた今は「金太郎飴」のように、誰がどうであっても同じ対応ができる状態を実現できています。『RPM』の画面上で各コーディネーターの応募者対応を確認でき、指導・育成に活かせているからこそできたことです。
実際に、面接設定率・実施率は共に10%以上向上しています。就業率も1.2%の変化があり、導入前の目標値まで届きました。
90名が利用する『RPM』は当社の業務に欠かせないシステムです。
Q:他に、『RPM』導入後の成果があれば教えてください。
HR部の本格的な立ち上げから携わってきた私としては、コストパフォーマンスの良さを感じています。他社比較も何度か行なっていますが、「これはできるけど、これはできない」では困るなと。『RPM』ほど機能が充実しているシステムはないと思います。応募者への「0秒対応」や応募者対応の標準化……私たちが実現したかったことをすべて叶えるには、ピッタリのシステムでした。
当社では取引先を含めて「90名」が『RPM』を活用しています。取引先には権限貸与という形で応募者情報などを渡していますが、『RPM』を通じて行なっているので個人情報の漏洩も心配ありません。90名は誰かと言うと、応募者への初期対応を一部お任せしているアウトソーシング会社だったり、当社の人材コーディネーターだったりと様々です。皆、応募者がきちんと就業できたか気になっているため、『RPM』でその後を追っています。それだけ、当社の業務に欠かせないシステムになりました。