ZEKU CROSS TALK マネージャーによるクロストーク
ビジネスとエンジニアの
深いコミュニケーションから
生まれる、圧倒的な顧客志向
と課題解決力。
対談メンバープロフィール
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開発部
部長
松岡 亨
2011年にシステムエンジニアとしてジョイン。社員数10名の時期に入社。開発に限らず、顧客商談の同行・サービスデスク対応・インフラ設計などフルスタックエンジニアとして活躍。現在は開発部長として7グループを管轄している。
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カスタマーサクセス
マネージャー 兼
プロダクトマネージャー三宅 傑
2014年にフィールドセールスとして営業未経験でジョイン。新規営業から顧客フォローまで幅広く担当し、サービスのシェア拡大を牽引。現在はカスタマーサクセスグループの責任者とプロダクトマネージャーを兼任。
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ソリューション開発グループ
マネージャー
杉原 大輝
2020年、ゼクウ入社。主力製品のバージョンアップの仕切り役を担いながら、チームマネジメントを経験。現在はマネージャーとして3つの開発チームを管掌。うち一つは主力製品のプログラミング言語移行プロジェクトである。
“おせっかい”なカルチャーを持つSaaS開発企業
みなさんから見てゼクウってどんな会社ですか?
三宅
ひとことで表すと、非常に泥臭いSaaS開発会社ですね。創業期から要望レベルが高い大手企業を顧客としてきたこともあり、お客様と向き合ってどのような課題があるのかをとことん追求していくスタイルがカルチャーになっている。SaaSだけど決してスマートではなく、むしろ正反対の泥臭さがあります。
杉原
いま動かしている言語移行のプロジェクトでもお客様の要望に応えた機能をあらたな形で作り直しているのですが、ただ単に新しい言語でつくるだけではなく他の顧客企業でも使えるようアレンジしたり、開発においても“お客様ありき”を感じますね。
松岡
これは昔からなんですが、まじめで優しい人が多いんですよ。困っている人がいれば必ず手を差し伸べる。それが社内にも社外にも当てはまるんです。“おせっかい”というカルチャーが創業当時からあり、良い意味での泥臭さにつながっていると感じます。
三宅
だからといってお客様からの要望をそのまま受けて応えているわけではありません。お客様の要望の奥にある「本質の課題」を定義して、多くの企業様に価値を届けられる「共通解」を考えます。
松岡
お客様の課題を解決するためにシステムで解決できることは開発側で対応するし、業務フローを変えたほうがいいときはそのように提案します。さきほど“おせっかい”と言いましたが、課題を解決する姿勢と責任感の強さがあるからこそ、社会で価値を発揮すると感じています。
杉原
お客様が困っているからどうにかしたい、社内で悩んでいる人がいるから手を貸す。それをつきつめていくと“おせっかい”に行き着くわけですね。決してその人にとってやらなければならないことでもないのに、あえて愚直に拾いにいく。“おせっかい”はプロダクトにも組織にも息づいているゼクウらしさだと思います。
議論と検討を重ねて本質的な課題解決につなげる
仕事を進める上で大切にしていることは何でしょうか?
杉原
ビジネスサイドと開発との対話を重視すること。ある程度の時間をかけてディスカッションを重ね、十分な意見交換の末じゃないと開発に取り掛からないこともあるほどです。
三宅
確かに、お互いの考えていることや背景を話し合う風潮ってあるよね。いまよりも人数が少なかったときは職域もあいまいだったので当然のように会話せざるを得なかったのですが、その文化がいまに受け継がれている気がします。
松岡
会話しないとプロダクトが売れないし、会社も継続できないというのがまず大前提としてあった。そこには営業と開発の軋轢みたいなものは介在する余地もなく、みんなで目の前に置かれたお客様の声をいろんな角度から検証して、それで機能を作るしかなかったんです。ただ、そのやり方は決して間違いではなかった。
杉原
結果としてプロダクトは売れたし、お客様も喜んでくれたわけですしね。
三宅
フロントが最前線から持ち帰ってくる顧客の要望を、開発との対話を通すことによって「結局お客さんは何がしたいんだっけ?」という課題レベルにまで掘り下げる。一見すると非効率のようだけど、その検討は長期的に活きるし、本質的な課題解決につながっていると思います。
ビジネスがわかるエンジニア、開発がわかるフロント
ゼクウで働くことで身につくスキルにはどんなものがありますか?
松岡
さっき三宅さんも言ってたけど、お客様の要望をもとに課題を見つけて解決まで持っていく力ですね。細かく議論して愚直にやるので本質的な課題解決力のある、つまりビジネスがわかるエンジニアになれるでしょう。
杉原
私は自主性が磨かれる環境だと思います。いわゆる“御用聞き”のようなスタンスではダメで、自分から意見を出したり動いていく必要がある。実は私も入社時はやや受け身だったのですが、周囲の積極性に「このままではヤバい」とあわててマインドチェンジしたぐらいですから。
三宅
CSの立場でいうと、営業として顧客とメーカーのどちらにも徹底してこだわるマインドが磨かれます。フロントの声をプロダクトに反映させやすい環境ですから、自分でサービスを考えて自分で売っていきたい人には最適だと思いますよ。
松岡
だからこそビジネスサイドも開発についての理解が求められるんだよね。
三宅
さっきの対話じゃないけど、営業と開発のどちらかが先導するとかはなくてイーブンの関係性ですからね。目の前の要望を機能に落とし込むのに開発にどれぐらいの負荷がかかるのか。この課題はシステムで解決するかそれ以外の手法が適しているのか。営業もものすごく考えるから自ずとエンジニアへの理解が深まるのかもしれません。
好奇心と責任感と顧客志向とプロダクト愛
ゼクウにはどんな人が向いていますか?
杉原
エンジニア視点でいうと興味感心の幅が広い人ですね。確かに技術も磨く必要がありますが、それだけじゃない。どんなビジネスモデルなのか、どういった業界構造なんだろうか。そういうところまで思考が広がっていく人が向いていると思います。
松岡
最初からその視点がなかったとしても開発に取り組むうちに営業ってこうなんだ、とか、お客様はこう思ってるんだ、といった気づきがあれば視野は自ずと広がるよね。開発視点だけでなく営業視点での課題も見えてくるようになるから。
三宅
エンジニアとちょっと似てますが、営業は好奇心、探求心を持てる人です。人への好奇心ももちろんですが、物や事の仕組みを考えるのが好きな人。
松岡
それと冒頭でもいいましたが、おせっかいマインド。課題を解決する姿勢と責任感を強く持っている人と一緒に働きたいですね。その上で、ひとつのテーマに対して仕事だからと割り切るのではなく、どこまでも知的好奇心を持って探求していくことができれば、きっといいプロダクトが作れると思います。
どこまでもお客様の要望を解決し続ける会社でありたい
今後の展望をお聞かせください
三宅
ゼクウの場合、派遣会社と大手事業会社という2つのドメインのお客様がいらっしゃいます。2つの領域を繋げたり、重なる部分を見出したりし、そこに新しい技術を組み合わせてサービス展開するといったことを考えています。
松岡
よーいドンで競合と勝負するのではなくて、勝てるポイントを探す戦い方だよね。
杉原
自分はふだんの業務で派遣会社に関わっているんですが、まだまだ業務改善や価値提供ができるのではないか、と常に考えていて。これまで以上に実際の派遣会社の方の仕事ぶりを熟知することで、新たなサービスや製品につなげられたらいいなと思っています。ひとつずつ課題解決をしていくことで、業界全体がより良くなっていく状態を目指したいと思っています。
三宅
これは顧客属性は問わずですが、採用活動をする企業の方々だけでなく、結果として求職者の入社後活躍に繋げること。個人と企業、双方にプラスをつくりたいですね。
松岡
どこまでもお客様の要望を解決し続ける会社でありたいよね。顧客の課題に向き合うことで、使って良かったと言ってもらえる製品をつくる。RPMも複雑化の一途をたどっているので、もっとシンプルでも効果が実感できるプロダクトにリデザインしていく。そういったことを今期から考えて、具体的に動いていきます。
みなさん、ありがとうございました!